CS&CEF > 教会学校のアイディア > イエス様の12弟子の選び
ペテロ
ヤコブ
ヨハネ
アンデレ
ピリポ
バルトロマイ
マタイ
トマス
ヤコブ(アルパヨの子)
シモン
ユダ(ヤコブの子)
ユダ(イエスをうらぎった)
名前:
ストーリー:イエス様の12弟子の選び
聖書箇所:ルカ6:12~16
メインポイント:12人の弟子は、皆神様によって選ばれた。11人は神様に従うことを選び、1人は従うことを選ばなかった。
暗唱聖句:ルカ6:12
★はじめに
ここに書いたアイディアは、どのようにそれをクラスで用いるかによって5種類に分けられています。ですが、いくつかのアイディアは、ひとつの種類に限定することなく使うことができます。それぞれの種類には、3つか4つのアイディアを入れました。その中のひとつでも、あなたのレッスンやクラスで役にたてばと思います。
ひとつのアイディアをそれぞれのカテゴリーから選んでください。もし、全部したいなら、レッスンは長時間になるでしょう。そして必ず、はじめに聖書箇所を読んでください。み言葉がアイディアを生かしますから。
★クラスに早くきた子ども達のためのアイディア
1、もしあなたが、マタイが神様に招かれたことを話そうとしているなら、子どもたちに食べ物の写真を選ばせましょう。そして子ども達が友だちを自分の家に招いてパーティーを開くことを考えてもらいます。テーブルに写真を広げます。まるでパーティーのように。もし何人かの子ども達が何もしなしで立っていたら、どんなパーティーに行ってみたいか写真を選んでもらいます。そして次の子どもやグループにも写真を渡して選んでもらいます。(写真は、食料品店で無料のレシピカードを集めたり、100円ショップで料理の本を買ってそこから切り抜いたりしたものも使えます。)
2、弟子達や新約聖書の名前を書いたカードを作ります。どの弟子がどの本を書いたか子ども達があてることができれば、それを見せます。あるいは、弟子たちの名前をひとつの色で、聖書の方を別の色で書いておくとより易しくなります。(マタイはマタイの福音書を、ペテロはペテロの手紙を、ヨハネはヨハネの福音書と手紙と黙示録を書きました。ヤコブの手紙は、弟子のヤコブというよりイエス様の兄弟のヤコブによって書かれたといわれています。)前もってカードを組み合わせて、後ろにマークか色をつけておけば、子ども達は自分で自分の答えをチェックできます。たくさんのカードが合わないでしょう。
3、弟子達の名前のカードを作って、全ての名前を子ども達に覚えてもらいます。
★導入のためのアイディア
1、子ども達に、友だちとしてどんな人を選ぶかをたずねます。そして二度と友だちになどなりたくないような人がいたかをたずねます。一人か二人の子ども達に自分のことを話してもらいます。今日のストーリーは、イエス様がどのように12人の友だちをえらんだかということです。たとえ、イエス様が、その中の一人がイエス様を裏切って殺すことを知っていたとしても、です。驚くべきことですね。
2、弟子についてどう考えているかをききましょう。自分が弟子だと思うかききましょう。弟子とは聞く人であることを教えましょう。
★聖書のお話のためのアイディア
1、このストーリーが、語るのにあまり興味深くはないと思うときには、別の箇所を使うこともできます。たとえば
・招かれたペテロ…ルカ5:1-11、4:18-21、マルコ1:14-19、ヨハネ1:29-42。
・招かれたマタイ…ルカ5:27-31、マタイ9:9-12、マルコ2:13-27。
・ピリピとナタナエルの話…ヨハネ1:45-50.。
・イエス様の12弟子の派遣…マタイ10:1-40。
・多くの弟子がイエス様を見捨てる…ヨハネ6:60-70。
2、イエス様が選んだ12弟子について説明しましょう。彼らが3年間イエス様と共にいて、イエス様の教えを聞き、その奇跡を見ました。3年の間、彼らは一緒に旅をし、一緒に食べ一緒に語り、一緒に祈りました。そしてイエス様は彼らが学んだことを教え、奇跡をおこなうために遣わしました。11人は最後までイエス様に従うことを選びましたが、一人はイエス様に従うことを止めてしまいました。同様に、子ども達はイエス様に日々従うかどうかを選ばなくてはなりません。確かに、イエス様に従い続けることは簡単なことではありません。でもイエス様は、イエス様が私たちにするようにと言っておられる難しいことも出来るよう助けてくださいます。
3、もしあなたが「弟子」あるいは「裏切り」という言葉を使うなら、子ども達に分かりやすくこの言葉の意味を説明しましょう。
4、注意してみることは、イエス様が弟子達を選ぶ前の夜を祈って過ごされたことです。イエス様の例に従って、私たちもなにか大切なことを決める前に祈らなければなりません。
★お話をより具体的に理解させるためアイディア
1、塗り絵とお話による聖書のストーリーの確認。3歳から6歳にはアクティビティページのペテロ、ヤコブ、ヨハネ、マタイを、6歳から8歳にはそのアンドレ、ペテロ、ナタナエル、ピリポを塗ってもらいます。
2、弟子の名前を言って、それぞれのチームがその弟子についていくつのストーリーを考えることができるかをみます。(このゲームはあらかじめ復習をしてからするのがいいでしょう。彼らの答えが正しければ、それは子供たちにとって前にきいたことが大切だとわかります。)
3、「私は誰でしょう?」のゲームをします。(このゲームをする前に、あらかじめ復習をするのがいいでしょう。そうすれば、子供たちを長く立たせたまま考えさせることなく言ってもらうことが出来ますし、名前を言えば、子供たちは前に聞いたことを思い出すでしょう。)
《バリエーション》新約聖書のストーリーをよく知っている子供を3人選びます。彼らを他の子供たちに向かい合って座らせます。彼らに弟子の名前を割り当てます。(たとえば、ペテロ、ヤコブ、ヨハネ等)。彼らは順番に他の子供たちに彼らが誰であるかを「彼らは何をしたか」についての質問をして、言い当てさせます。もし、多くの子供たちがそんなに聖書の話を知らなければ、弟子の名前とストーリーについて書いたカードを配ってもいいでしょう。前にいる子供は、「私は水の上を歩きましたか?」とか「私は最後の晩餐のとき、イエス様の隣に座りましたか?」というような質問をします。
4、もし、絵や写真を見つけたり描いたりできれば、ストーリーの絵と弟子の名前を合わせる、マッチングゲームをすることが出来ます。塗り絵の聖書のストーリーは良い材料になります。カードサイズを作るときには縮小コピーできます。しかし、大きなグループで教えるときには、みんなが見られるよう大きくコピーするのがいいでしょう。別のアイディアとしては、みんなが見られるようその絵を広げる代わりに、一人づつに配り、互いに見合うこともいいでしょう。
5、もしあなたがペテロの招きに加わるとするなら、魚の形の紙にみ言葉を書き、子供たちに色を塗ってもらって家に持ち帰ります。あるいは、折り紙で魚を作り、み言葉を書いた紙に貼ってもいいでしょう。また、み言葉をひとことづつ魚に書いて、子供たちに順番につりをさせて正しくみ言葉を並べてもいいでしょう。
6-10、魚のしおりや鉛筆立て、鉛筆の飾りや箸置きなどを今日のストーリーを思い出させるために、作ります。
★適用のためのアイディア
1、カードに弟子たちの名前を書きます。それを子供たちに配り、それぞれ「イエス様に最後まで従う」あるいは「イエス様に従うのをやめる」という見出しのところに置いていきます。もちろん、従うのをやめたのは、ユダだけでしたが。次にカードに子供たち自身の名前を書いてどちらかを選んで置いてもらいます。そしてどのようなことが、彼らをイエス様に従うことをやめさせてしまうのか話し合います。例として、日曜の朝に試合のある野球やサッカーのチームに入りたくて教会に来なくなってしまうことや、中学生になって友達がみな別の中学に行くことから教会に来なくなってしまうこと、あるいは、中学生以上のクラスが教会学校になくて、教会に来なくなってしまうこと、そして教会がつまらなくなったり、学校で自分がクリスチャンだといわれることが恥ずかしく思ったりすることがあることをあげます。
2、「イエス、サー」ゲームをします。子供たちに、イエス様に従うことは、いつも簡単であるとは限らないことを話します。普通、なにか面倒なことに巻き込まれないためにうそをついたりするというように、罪を犯すことのほうが簡単です。そこで、今日のゲームではどんなに大変なことをしなくてはならなくても、神様に「はい」という練習をします。先生はひとつの状況をあげ、聖書はその時私たちになにをするよう言っているかを告げます。(たとえ、大変なことでも)。それぞれの子供たちは先生からいわれた状況を聞き、スピナーを回します。矢印が「イエス、サー」を指したら、皆は立ち上がって敬礼し「イエス、サー!」と言います。そして次の子供の番になります。もし「ノー」になったら子供たちは立ち上がらず、次の子供の番になります。皆が立ち上がれば勝ちです。皆が比較的早くに立ち上がってゴールするためには、スピナーやさいころに「イエス、サー」の面を多く「ノー」を少なく作っておくのがいいでしょう。このゲームは大人数のグループより、少人数のグループのほうがやりやすいと思います。このゲームには、上手下手や予備知識はいりませんが、大変なことであっても、イエス様に従っていくというメッセージが必要です。ゲームのための10の状況の例をあげます。
・もし、窓ガラスを割ってしまっても、正直に言う。
・もし、キャンディひとつを、簡単に盗むことができそうでも、お金を払う。
・もし、隣の人のテストの答えが偶然に見えてしまったけれど、カンニングはしない。
・もし、とても見たいテレビ番組があっても、兄弟は違うものを見たかったら、けんかをしないで、話し合う。
・もし終わりまで見たいテレビ番組があっても、お風呂に入りなさいというお母さんの言うことを聞いて、言い張ったりしない。
・もし、友達と外で楽しく遊んでいても、時間だから家に帰りなさいというお母さんの言うことをきく。
・もし友達があなたのすることを理解してくれなくても、転校生やいじめられている生徒に親切にする。
・もし宿題を忘れてしまっても、先生にうそをついて作り話をしない。
・もしいじめっ子があなたをぶっても、やりかえさず、その子のために祈り親切にする。
・頭をたれてお祈りをするとき、もし友達が何をしてるのと聞いてきたら、教会学校にさそう。
★中学生のためのアイディア
もし、生徒たちが弟子たちについての福音書のストーリーをよく知っていればユダと他の11人の弟子たちの違いを通して考えさせることができます。(もし時間があれば、その11人の弟子と、イエスさまが特別なイベントのために選んだ3人の弟子との違いについて話合いましょう)。そして弟子たちとどんなところが似ているかを考えてみるよう彼らを奨励しましょう。これをする最も簡単な方法は、12弟子の表を作って、生徒の名前を書くため順番に置いておきます。このことは、12弟子全員がイエス様に召されたにもかかわらず、ユダと他の弟子たちとの違いは、ユダがイエス様に従うことを選ばなかったことを示します。これは特に驚くべきことです。なぜなら、彼は3年も間イエス様に従いましたし、神様ご自身から他の弟子たちが学んだことと同じことを学んだからです。それなのに、ユダは神様から立ち去ることを選びました。生徒たちの中には、彼らの人生のいくつかのポイントで神様から離れることを選ぶかもしれません。この表と話し合いのポイントは、彼らにイエス様に最後まで従っていくか、ユダのように神様から離れてしまうか、あるいは他の弟子たち(ヨハネ6章60-70節)のようであるかを選ぶ必要のあることを認識させることです。彼らに、毎日聖書を読み祈ることや教会で他のクリスチャンとの交わりを持つことをして用心していなければ、人生のいくつかの時点で、とても簡単に神様から離れてしまうことを警告しましょう。誰も彼らを神様の手から引き離すことはできませんし、また、誰も神様から離れることを選んではなりません。あなたはまた彼らに神様のために、神様の言うことを選んで行うならば、ある生徒は11弟子のようにリーダーのように、ある生徒は3人の弟子のように、どのようなすばらしいことをすることが出来るかを考えさせることが出来ます。しかし、神様が用いることの出来るのは、心から神様に従う人たちだけで、もし神様に「ノー」と言うなら、神様は常に「イエス」という他の人たちを用いられるのです。
★導入のためのアイディア
1、レッスンの始めに、大学や会社がどのように沢山の応募者の中から新しく入る人を選ぶかについて話しましょう。そして弟子たちひとりひとりについて生徒たちが何を知っているか、またなぜ神様は彼らを選ばれたのかをたずねてみます。生徒たちはホワイトボードで一緒に大きな表を使うことも出来ますし、個人で話し合いを聞いて表を作ることもできます。表には、出来たことと失敗したことの両方を入れます。彼らはペテロについては沢山のことがあると気づくはずです。ヨハネはそれより少なく、また他の弟子たちについてはもっと少しです。(もし生徒たちがあまり聖書のストーリーを知らないなら、聖書のどこを見たらいいか教えてください。でも、これにはもっと時間をとる必要があるでしょう)。12弟子全員を十羽一絡げにするのはかなりたくさんになりますので、彼らについてよく知らない生徒たちのために、リストにすることは役にたつでしょう。もしこのことを導入としてするなら、この話し合いは短くしてください。そして適用のなかでこの話し合いを続けることが出来るでしょう。
2、「弟子」という言葉の意味をたずねましょう。辞書や聖書辞典などで調べてみましょう。そして弟子について書かれてあることを全てあげて、リストを作ります。生徒たちに自分がイエス様の弟子であるかたずねます。
★適用のためのアイディア
1、表に自分の名前を入れるよう確認し、何を適用できるかチェックします。彼らは弟子のようではないと感じるかもしれませんが、教会学校に来ていることとイエス様の教えをもう聞いていることによって、すでに神様に選ばれている者であることを教えます。
何を選ぶかは彼ら次第です。イエス様に最後まで従うのも、まだ名前を書けなくても。
しかし、それぞれいつかイエス様に従うか「ノー」ということを選ばなければなりません。あなたは弟子たちが、完全ではなく罪を犯し、失敗もしたことを示したいかもしれません。しかし、そのことは神様が彼らを用いられることを止めることはありません。神様が彼らを用いるのを止めるのは、彼らが「ノー」と言うときです。
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