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SS-LES-Jer. 36   《教会学校のアイディア》

お話:   燃やされたエレミヤの巻き物

聖書箇所: エレミヤ書36章, II列王記 22章~24章2節

メインポイント:  人は神様のみ言葉に向き合う時に、悔い改めか反抗を選ぶ 
Verse:
 
 ここに書いたアイディアは、どのようにそのアイデアをクラスで用いるかによって5種類に分けられています。ですが、いくつかのアイディアは、ひとつの種類に限定することなく使うことができます。それぞれの種類には、3つか4つのアイディアを入れました。その中のひとつでも、あなたのレッスンやクラスで役にたてばと思います。
 ひとつのアイディアをそれぞれのカテゴリーから選んで下さい。もし、全部したいなら、レッスンは長時間になるでしょう。
 そして必ず、はじめに聖書箇所を読んで下さい。み言葉がアイディアを生かしますから。 

 
★クラスに早く来た子ども達のためのアイディア
1. お話をより具体的に理解させる項 のところに書いてあるアイディアは、早く来た子ども達のために、良い活動となるでしょう。 
しかし、同じことをレッスンの中で使ったり、早く来たときに、2回も同じことをして、つまらない思いをさせないようにしましょう。

2.  レッスンに関係するぬり絵をしてもらいます。

3. 彼らにパズルのように切った絵をわたし、パズル遊びをさせます. もし、子ども達がすぐにパズルを完成させたら、次には2つの絵を混ぜてパズルをさせると少し難しくなります。

4. 子ども達になにか困った経験があるかどうかをたずねます。 (導入のためのアイディアの1を参照してください。) 彼らが話してくれたストーリーによっては、
そのなかのひとつを、レッスンの導入に使う事が出来るでしょう。 もし早くきた子ども達が、恥ずかしがりやのようなら、質問をするためにパペットを使ってみましょう。多くの子ども達は、パペットと話す事が好きです。
 
ソックスを使ったパペットの作り方
 
★導入のためのアイディア
1. あなたが心配したり困ったりした経験を話して下さい。子ども達の経験も聞きましょう。
例「私は、子どものとき○○○○なことがとても心配だったの、とても困ったことがあったのよ。皆はどうかな、心配なことや、困ってどうしていいかわからなかったことある?」
「何か良いことをしようとした時に困ったことがあった? 困ったことがあっても、何か良いことをしたことがある人はいますか?
*今日のお話は神様に何かをするように言われた2人の男の人たちがそのためにどんな困った事になってしまったかというお話です。

2. 子ども達にかくれんぼをしたことがあるかどうかを聞いてください。
例「かくれるのに良いのはどんな所だと思う?もし神様がみんなを隠したら、誰が見つけられる人がいるかな?」
*今日のお話は神様が隠した2人の男の人たちを悪い人たちは見つけることが出来なかったというお話です。

3. 子ども達に悪い人に追いかけられた夢をみたことがあるかをたずねます。
*今日のお話は、悪い人に追いかけられた2人の男の人たちの話で、それは夢ではなかったというお話です。

4.あなたが本当に子ども達をびっくりさせたかったら・・・、
聖書のページを破くふりをして、それを燃やしてみましょう。 あなたがこれをするとき、聖書の中のあまり皆に好かれてはいないような、たとえば、「右の頬を打つような者には、左の頬もむけなさい」とか「あなたの下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい」とか「1ミリオン行けと強いる者とは、2ミリオン行きなさい」といった言葉を使ってみるといいでしょう。
 何枚かの紙を組み合わせて聖書の中にいれておき、この紙を破いてろうそくの火で燃やすと、リアルにこれをすることができます。もちろん、耐熱性の入れ物に燃えている紙片を入れるようにし、火災探知機をオフにしておきます。今日は、神様の語る言葉がきらいで、聖書をやぶって、燃やしてしまった人のお話であることを言います。これは、導入でなく、バイブルストーリーの一部としても使えます。

5. エホヤキムの父であるヨシュアのお話をします。そうすると聖書のお話の中で、どのようにヨシュアが神様の言葉を聴いて悔い改めたことと、エホヤキムが神様の言葉を聴いて拒否したこととを比べることができます。もしクラスの子ども達が、最近ヨシュアのお話を聴いていたら、あなたは今起こっている出来事に内容を変えて、聖書の登場人物がそれを聴いたらどう思うかを子ども達にたずねます。
 
★聖書のお話のためのアイディア
1. もしこれまでのレッスンが別の聖書の書簡からなされていたら、子ども達がこのレッスンの時代背景を理解するために、すこし時間をとりましょう。

2. エレミやがどんな人か、子ども達がエレミやについて何を知っているか簡単に確認します。これはゲーム形式でしたり、絵を見せたり、エレミやについて子ども達に質問したりしてすることができます。あなたはエレミやについて、ただお話するだけで彼らに思い出させることもできますが、時々その話は子ども達が座って聴いているには長過ぎてしまうこともありますから、子ども達を集中させるために、違う活動を取り入れるものいいでしょう。

3. もし、導入のアイディアのNo5を使わなかったら、それを使って神殿の中で巻物が発見されたとき、ヨシュアがどんなふうに悔い改めたか、ヨシュアの息子のエホヤキムが神様のことばをどのように拒否して、悔い改めなかったかを比べてみるのもいいでしょう。 それぞれの人は、神様のみ言葉を聴いたとき、何をするか選ばなくてはなりません。両親が神様のみ言葉を受け入れても、その子どもたちが同じ様にするということではありません。自分自身で選ばなくてはいけません。

4. もし、導入のアイディアのNo4を使わなかったら、バイブルストーリーを語るために使う事ができます。聖書を学ぶ時間内に、このアイディアをすることが難しければ、誰か教会の男の人に王様のような格好をしてもらって、あなたの隣に座ってもらいます。そしてあなたのメッセージの中で、適切なときに巻物を破り取り、燃やしてもらうのです。あなたはまた、誰かに巻物を書くエレミやとバルクの格好をしてもらって、メッセージの通りに隠れてもらいます。彼らを探すけれど見つけられない兵士まで準備できれば、なおいいでしょう。

5. 巻物と羽ペンを作って、それを使って話をします。巻物は、同じ方法で作る事が出来ます。コピー用紙をテープでとめて長い巻物の形をつくり、両端を100円ショップの棒 にとめます。あるいは、障子紙を買ってもいいでしょう。 
もし、適当な棒が見つからなかったら、とても短いつっぱり棒を2本買ってもいいのです。そして、粘土でバランスを見ながらボールをつくって、上下にとめます。
羽ペンは、地面に落ちているからすの羽を見つけたら、それを使いましょう。ただそれがなくても、ストローを使ってできるよう説明をしてあります。
 
★お話をより具体的に理解させるためのアイディア
1. クラフト: 今日のみ言葉を書いた巻物を作りましょう。
・レッスンに関するみ言葉を両端にひろく余白をとってコピーします。そのコピーと楊枝2本、ビーズ4つをひとり一人に配ります。どのように紙の両端を楊枝にテープで止めるか、そしてビーズを楊枝の上下にのり付けするかを見せます。彼らが自分の巻物を巻けたら、ひもかリボンを結びます。 

2. クラフト: 羽ペンをつくって、字をかいてみます. 
・一人にストローを1本づつ配ります。普通のサイズも短いストローも100円ショップで売っています。前もって先生はストローの片方の先1センチを斜めに切って、先端に切れ目を入れます。(普通のペン先と同じようにします)子ども達に羽の形に切った色紙をわたし、のりかテープでストローにとめます。練習して書いてみましょう。墨汁を100円ショップで買うか、絵の具を水と混ぜて、彼らが書けるようにしましょう。子ども達は、羽ペンをインクに浸したら、容器の口で羽ペンをよくこすり余分なインクを落とします。
軽く書きましょう。ペン先がつぶれてしまうと、もう使えません。もし正しくすれば、とてもきれいな線が描けます。もしインクが染みるようであれば、子ども達が紙に、ペンを強く押しつけ過ぎているか、書く前に、よくインクを落としていないかです。事前に予行練習をしておくといいでしょう。インクがこぼれるのを最小限にするために、それぞれの子ども達に渡す紙コップに入れるインクの量は、高さ1cm程にします。自分の体の近くで書いてもうまくはいきませんので、体から離して、自分の方にペンを引くようにして書きます。直線はすぐに書けるようになりますが、円やカーブを書くのは難しいです。

3. 子ども達にヘブル語のアルファベットを見せましょう。
・私たちが読んでいるのとは反対に、右から左に読む事を説明します。そして彼らの名前や、簡単な言葉を書かせてみましょう。(たとえば“シャローム”など)

4. その当時の人々は、よく、割れたつぼの破片に物を書きました。
・100円ショップで、つぼを買って割ります。鋭いへりにサンドペーパーをかけます。それぞれの子ども達に、破片にみ言葉を書かせます。

5. 子ども達に、ねんど板をつかって学ぶことをさせてみます。
・ねんどを買って、小さな四角形にしておいて、子ども達にいくつかのねんど板と楊枝をわたします。そしてヘブル語のアルファベットを練習します。こすって消し、粘土を平にして練習ができます。
 
★適用のためのアイディア
1. 「神様のやり方か私のやり方か」のゲームをします。
これは、悔い改めと神様のみ言葉に従うことか、自分のやり方にするかを選ばなければならないことを強調します。あなたの両親の選択ではなく、あなたがえらばなければならないのです。

ゲームを見る。

ゲームをプリントする。

2.子ども達が神様に従うかそうでないかを決心しなければならないようなお話を考えパペットか簡単な劇にして見せます。(聖書ストーリー以外)

3. 子ども達が出会うであろう具体的な場面、たとえば「兄弟げんか」などを2コマか3コマのマンガに書きます。しかし、最後のコマには何も書きません。神様に従うか、自分のやり方にするかどちらかを子供自身が考えてそこに書きます。もし、クラスの人数が少なければ、みんなで一緒にそれぞれの方法の結論を出すことができます。もし、人数が多ければ、小さく分けて、それぞれのグループに神様の方法の結論と自分の方法の結論をだすことを割り当てます。終わったら、それぞれのマンガを貼りだして、どれが神様のやり方で、どれが自分のやり方かを当ててもらいます。 

4. 罰を受ける事と、自分たちが悪かったと認めることは、とても難しいということを話します。そして、子ども達が、何か悪いことをしたと人から言われたときどうするかを実際に考えてもらいましょう。クラスの半分には、そのことに対する答えとして悪い方法を提案してもらいます。(怒る、言い訳をする、責任転嫁する、友達や兄弟に意地悪で仕返しをする、同じ悪いことを繰り返す 等々)。 もう半分には、良い方法を提案してもらいます。(悪かったと謙虚に認める、罰を受ける、悔い改める、弁償する、もう二度と同じ悪いことをしない、等々)  。
次に、その立場を交替して子ども達に考えてもらいます。

5. はさみやナイフで、聖書を切りとってしまう人は少ないかもしれませんが、多くの人々は、彼らが好きではない聖書の箇所を無視したり、自分に都合の良い所だけを選んだり、聖書が実際に語っていることと正反対のことを言うことを説明します。 しかし、私たちが、神様に従っていくなら、私たちは神様の言われる全てのことに従わなくてはなりません。黙示録 22:18 を読みましょう。そして、人々が聖書を実際に切りとることなしに何をしてしまっているか話し合いましょう。

6. あなた自身の経験を話してみましょう。
・何か悪いことに出会った時、あなたはどうしたか、良い方法と悪い方法と、どちらを選んだかを話しましょう。そして、怒りが正しい方法を選ばせないことへの、良い警報だということを話します。いつでも、子ども達に怒りの気持ちが起こったら、少し静まって、何か悪いことをしているのではないかということを考えるよう説明しましょう。もしそうするなら、彼らはヨシュアのように悔い改め、エホヤキムのように聖書を燃やすことなどないでしょう。
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